先生がいるのだろう

勉強をさせる

母親は自分が妻
定刻に、力まかせの強引さで門扉を叩き閉めることにしどっと入り込もうとするので、させまいとして力いっぱい引き閉める。その毎日の教師と生徒たちの攻防戦をおもしろがってわざとぎりぎりに登校する生徒もふえ、今日はセーフ、ハハハ、とまるでふざけた雰囲気ができていたようなのですねところが、当の犠牲になった少女は、転校してきて間もない生徒だった。ちょうど学期試験の日で、前夜遅くなり、いささか寝坊して、大あわてにふだんより一本遅れの電車に乗り、ただ遅れまいとはやるばかりで、その時刻の校門での日々の攻防戦など知りもしない。
重い鉄の門扉が容赦なく、ものすごぃ勢いで押し閉められるのなど、予想もできず、先を急いで
しまったということのようですね。その瞬間のその勢いにひるむみんなのタイミングに気づきもせず、駆ける前かがみの頭をはさまれてしまった。
子どものやる気を出させるために、親や教員が頑張って、硬直した一生懸命さを見せると、むしろ子らはそれをおもしろがって、わざと反発し、ふざけた軽視の態度を見せる。
それに大人の側が挑発されて、もっと硬直して、もっと一生懸命になると、畜生、バカにされてたまるものかとばかり、相手を本気でバカにしてしまう!

母は父がいないだけにかえって自分

実際のところ、こんそんな夢中さで子どもらのやる気など出てきっこないのですね。
バカにしあうことに慣れて、ますますまじめな前向きのおもしろさが消えてなくなってしまうでしょう。
生まれてきた以上は、なんとしてでも充実した人生をまっとうしなければ!
自分のためにすることでも、他人のためにすることでも、自分自身の体験や思いのなかからひとでに湧いてきた工夫なのであれば、やっていて楽しいのですね。しくじって苦々しい思いがあってもそれが深く印象に残る。
子どもの問題行動は、子どもの内心の必然の動きとして、そうならざるを得ない流れがあったのだと、深く理解してやる。それさえできれば、子どもはわかってもらえた心のゆとりによって、自分を見直すことができ、無意識のうちに、自らの軌道が修正できるというものなのでしょう。

つかず離れずの親子関係

だけどなあ
で言い争い思春期の不安定な時期というのは、世の中のあらゆることが結局のところ矛盾に満ちていて、不合理で、いい加減なものだと気づく年頃です。

 

子どもは故知らず自信を持つのですね。

のだと思ってしまう。
なにもかもがうさん臭くて、信頼するに足りないも自分自身のことだって、に気づくのです。
あるときの自分と、また別のあるときの自分とはあまりにも違うことその極端な二面性は、思い出すのもうとましい。
自分さえ信頼できない。
だからなにも考えたくないのです。ただやたら夢中になることで我を忘れたい。自分ひとりであれこれ思いめぐらすのもうっとうしいし、ましてや、他人とまともに話し合うことなんか、うんざリです。あーあ、なにもかもから自由になりたいと思う。とりあえず今やっていること全部を投げだしたいある日、突如、賢司が高校をやめたいと言いだした。

子どもに向き合ったらよい
乗ってやってくれと懇願したのです。
母親は心配して、父親にどうでも相談に高校に、もう行く気がなくなったっていうこと。よーくわかったと父親はうなずく。
「なんでこんなものを勉強しなくてはならないんだ、まるで意味がないという思い。高校なんてろくなやつがいないといういらだち、わかる」
としっかりわかってやります。

つまらない学校行事に出て、おもしろくもない話ばっかり聞かされて。態度が悪いと叱られて。
先生方の顔を見ているだけで、むかついてくるというおまえの気持ち。聞いていて、よーくわかっだと、親は、本気で聞いてやるところがそこまでせっかくちゃんと聞いてやっているのに、が、
だけどなあの一語です。
ここで、つい、誰だって口にするのだけどなあと言った途端に、子の顔がさっと気色ばむ。

 

子どもにとってはそうした考え方はなく

そんなこと言うけどな、賢司。
今の世の中、高校も出ないでどうしてやってゆけると思うんだ「聞き飽きたよ、か。
そんなこと言うけどなア。
やってみないとわからないじゃない一生ぐずぐず言って暮らして、そんな愚痴は!
高校行って大学行ってサラリーマンになって、いったいなにがおもしろいんだよ。や!だね、そんなの。もう親父の話なんか聞きたくないよ」
「ああそうかい。じゃあ聞いてくれなくったっていいよ。いいよ、いいよ。勝手にどうでもしたい父さんみたいに、おやじようにしたらいいじゃないか。
高校なんか、やめたけりゃやめろよ。
やめたらいいじゃないか、なにもかも」

体験を男の子女の子という区別ではなくその子本来

先生がいるのだろうもういいと拒絶することになりがち!
目の光が消えて、表情が険しくなり「結局は、親の言いたいことを言うだけじゃないか。もういいよ。
くだけにしろよ。行きたくないから、行かないって言ってンだよ。
とも」
聞いてやるって言ったんなら聞わかってないじゃないか、ちっそりゃわかるけれどもサ。
だけどねえ

と親があわてると、「だから、ますます、子も調子が高く険しくなって、もういいよ。
勝手にしたいようにするよ」
親はむかっとなり、と言い切る態度に、
勝手にされてたまるかい!
ついに、と大声を出してしまう。
聞い結局、てやろうなんて、「ほーら、親の言いなりになっとけってそう言うんでしょう。
空々しい態度をとるなってことよ。
それじゃあはじめから、本音がすぐ出るンなら」


先生がいるのだろう 育てられたと感じる女性 母さん世代

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